人気ドラマ

「四海は安定しており、朝廷の悪も除きました。
今こそ皇帝が慈悲を示し、民心を得る好機です」
皇帝は皇太后と話しています。
皇貴妃冊封の折に、恩赦を下そうという相談なのです。
「恩赦を下すのは私も賛成よ。皇貴妃の宮廷 DVD
でも、徳妃（菫小宛）の冊封時でなくてもいいはず。
もっと重要な節目におこなっては？」

半年後の皇帝の誕生日はどうだ、という皇太后に、皇帝は異議を唱えます。
「皇后には立てられませんが、
私の心の中では徳妃こそが皇后です」
皇貴妃に据えるのは立后するも同然のこと、誕生日より重要です、と自分のせいでひどい目にあってきた小宛を盛り立てたい皇帝なのです。ミーユエ王朝を照らす月 DVD
しかし、皇太后は心を鬼にして反対します。
「私は徳妃の冊封には反対よ」

いっぽう、蘭貴妃・果珍（グオチェン）は憑侍医に診察してもらっています。
お腹の中の子供の性別が気にかかるのです。
侍医は「皇女です」と診断結果を報告します。
「また皇女」と果珍は残念がります。
皇女でも陛下は可愛がってくれますよ、と慰められても、今一つ納得が出来ません。
果珍は皇子を産んで、自分が皇貴妃になるという腹積もりなのです。

皇太后は、皇貴妃には今の貴妃二人のうちどちらかだと考えています。
徳妃が嫌いだというのではないが、また騒ぎになるのを避けたいという思いがあります。
皇太后は果珍がふさわしいと考えているようです。皇貴妃の宮廷 あらすじ
「今度は皇子かもしれないしね」
残念ながらそれはないのですが。

「たとえ果珍が皇子を１０人産んだとしても、
私にとっては徳妃が一番なのです」
皇帝の強い姿勢に、皇太后は、皇后にも意見を聞くことにして、とりあえずこの件は保留にしよう、と話を収めます。私のキライな翻訳官 DVD
しかし、あまり長い間皇貴妃の位を空位にしておくのも、憶測をよび、それはよくないことは確かです。